ゆっくりと犬猫 パート2

犬も猫も好きだけど飼ってはいない

映画「小さいおうち」

 

 
感想
 
 山田洋次監督作品なので、ホームコメディかなと思ってたら全然違いました。
 
 太平洋戦争が始まる前の束の間平和だった日本の、小さいおうちでのお話。
 
 自叙伝を綴る元女中の主人公タキ(黒木華)と、その奉公先である時子(松たか子)との暮らしと秘密から、女性視点による戦争を描いた作品。
 
 血なまぐさい要素は無くて、2時間越えの作品なのに飽きないのは演出が上手いからでしょうか。
 
 裕福な家庭の女性は、芸術家肌の男に夢中になる傾向があるのか?
 
現代パートの大学生・健史とタキとの関係性はよく分からなかったけど、亡くなった後に手紙が見つかるという王道パターンは、ぐっと来るものがありますね。
 
 安心してみられる大人向けの絵本って感じがしました。